09.03.回想3

59: 名無しさん :2017/02/05(日) 01:48:28 ID:???
洞窟に入った途端、またも魔物が襲いかかってくる。しかし、ドロシーは魔物のサイズが外のそれと比べてかなり小さいことに気付いた。
それもそのはず、洞窟は普通よりは大きめとはいえ、大きな魔物――――外にいるような巨大アリクイや巨大な蟻を徘徊させるには些か手狭すぎる。

「ふん、流石の邪術師も、自分の住処を壊すような真似はできないってワケね」
的が小さいということは狙いにくいという事でもあるが、風使いのドロシーにとってはわざわざ狙いを付ける必要もなく、少し強めの風を吹かせれば小型犬程の大きさの魔物達は吹っ飛んでいった。

「はぁあああああああ!!!」

空中で身動きが取れない状態の魔物を追い打ちし、鎌で一刀両断する。勿論、その後風圧で死体を念入りに擦り潰すことも忘れない。先ほどのような失態はもう二度とごめんだ。

「へぇ、あの門番を倒すなんてやるじゃない。流石は十輝星といったところね」
洞窟を進んだ先にいた漆黒のローブを纏う紫眼の少女………邪術のライラは、洞窟のゴツゴツとした風景に似合わない豪奢な椅子に足を組んで座っていた。生活感のない洞窟の中で、その豪奢な椅子だけが雰囲気に馴染んでいなかった。
ライラがサッと右手を上げると、地面から人間大の魔物がワラワラと現れる。その姿は人間のようでいて、腹部から足とも手とも付かない謎の部位が伸びていたり、ナッ○ーのように頭が三つ生えていたり、とにかく異形であった。

「随分と余裕なようだけど、ご自慢の魔物はもうそれで全部かしら?だとしたら拍子抜けね」
「拍子抜けかどうか、戦って確かめてみたら?」
ライラの言葉が終わると同時、魔物達がドロシーに突進してくる。
ドロシーは風の魔法を身に纏い、高速で移動しつつ鎌で魔物達を切り刻み、風で吹き飛ばし、風圧で擦り潰す。状況を圧倒的有利に進めながらも、ドロシーは言い知れぬ不安を感じていた。

(何?この違和感は…)
そう、何か違和感がある。喉元まで出かかっているにも関わらず中々分からないその正体。考え込みたいところだが、戦闘に集中しなければ先ほどのような無様を晒すかもしれない。ドロシーは漫然と感じる不安を打ち払うように、魔物達へと猛撃を加える――――!

「こんなのが最後の壁とはお粗末ね、まだ表のキメラ虫の方が歯ごたえがあったわ」
「十輝星、まさかこれ程とはね。ところで、さっきから気になっていたんだけど……」


「貴女、誰と戦ってるの?」
「え?」


気がつくとドロシーは、洞窟の地面から伸びた触手に身体を拘束されていた。
「きゃ!な、なにこれ…!?あぐぅうううう!!!?」

「クスクス、貴女って意外とかわいい悲鳴をあげるのね。さっきの一人芝居もそうだけど、中々良いものを見せてもらったわ」
「ぐぅうううううう!!ひ、一人芝居…?まさか、幻覚!?」
「へぇ、良い勘してるわね。ま、今さら勘が冴えても意味がないけどね」
そう、事ここに至りやっと、ドロシーは違和感の正体に気づいた。幻覚の中の彼女は、余りにも有利すぎた。
苛立ちに任せて強引な戦いを続けてきたため、いつもより体力を消耗していた上に、異形の怪物にあれ程手こずったにも関わらず、ドロシーは苦痛に感じることもなく全力で戦えていたのだ。ドロシー程の実力者ならば、多少疲労していても全力で戦闘を続けることは可能である。ただし、それでも全く辛くないなどというのはありえなかったのだ。

「い、いつから私に幻覚を見せていたの…!?」
「クスクス、さっきの勘の冴えはどうしたのかしら?心当たりがあるはずよ?」
心当たりがあるはずと言われてドロシーの脳裏にあることが浮かぶ。エスカ達に啖呵を切ってからライラの洞窟にたどり着くまでの間に、唯一自分に傷を付けた…

「あ、あの怪物ね!?…ぐぅううう!うぁああああああ!!!!」
「そうよ、門番の尻尾から出る緑色の煙には、幻覚作用があるの」
あの煙はただ臭いだけの攻撃だと思っていたが、とんでもない効果があったらしい。

「さて、貴女が岩肌を削ってる間に魔力は吸収させてもらったし…」
幻覚を見ている間、ドロシーはずっとあらぬ方向へ攻撃をしていたらしい。先ほどから何度も風の魔法を使って触手を引き剥がそうとしているのに、一向に魔法が発現する気配はない。

「ふふ…退屈な洞窟暮らしの気晴らしにちょっと付き合ってもらおうかしら。言っておくけど、その触手は魔力を吸い取るためのもので、痛めつけるための道具は別にあるの。今感じている痛みが子供の遊びに感じるくらいに弄んであげるから、もっと私にかわいい悲鳴を聞かせてちょうだい…?」

60: 名無しさん :2017/02/05(日) 03:52:26 ID:???
「ぐうぅぅぅ……!!あぐっ…!!あがぁ……!」
(魔法が使えない……!このままじゃ、本当にヤバいわ!なんとかしないと……!)
突然の危機的状況に、どっと脂汗が噴き出すドロシー。美しい緑色の目も今は恐怖に歪んでいる。
「いい顔ねぇ……!もっと声出してもいいのよ。ほらほら……!」
ライラが甘ったるい声を出すと、ドロシーを拘束している触手の締め付けがさらに強化された。
ギチギチギチギチ…!
「あがっ……!ぎ……!ぎゃあああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!」
身を引き裂くような締め付けに、ドロシーの悲鳴は先ほどと違い濁ったものになる。それを聞いてライラはニッコリと愉悦に浸った。
「心配しないで。せっかく捕まえたおもちゃだもの。大切に扱わせてもらうわ。フフフフ……んぐうぅっ!?」
突如、笑い声をあげていたライラの顔が大きく歪んで紫眼の瞳孔が開かれた。

「あああっ!!が……!んやうっ!ひゃああんっ!!!」
(な……なんなの……?)
突然喘ぎ出したライラは、身をよじりながらもゆっくりとドロシーに近づいてくる。その不安定な足取りはまるで赤子が始めて歩いた時のようだった。
「ふ…ふふっ…!もうお父様……!出てくるならもう少しゆっくり…!んあああっ!」
「お、お父様…?」
ここには拘束された自分とライラしかおらず、他に人影もない。訝しむドロシーをよそに、ライラの喘ぎ声のボリュームはどんどん跳ね上がっていく。
「あんっ!あぁんっ!!!……もうお父様……!お父様は本当に……エッチねっ、キャハァッ!!……とにかく早く、この子と一緒になりたい、あんっ!…なんて…!」
「い、一緒になりたい…?あなた、何を言ってるのっ…!?」
「私にお父様のお相手ができたら、そんなこと言わせないのに……!んもうお父様、近親相姦なんて、そんなこと気にしなくていいわ……フフフフフ……!あぁあんっ!!!」
激しく喘ぎながらローブを脱ぎ捨てるライラ。ローブの下のライラの体は、なんと下着すらつけておらず生まれたままの姿だった。

女性らしい撫で肩。大きすぎず小さすぎずのほどよく実ったDカップほどの乳房。発育途中の少女とはいえ、十分に艶かしい少女の裸体ではあるが……腹に浮き出ている「何か」が、ライラの体の女性らしさを全て奈落の底に沈めていた。

「ア゛ァ……!ア……!アアアア゛ア゛ア゛……!」
「な……!!な……!!!」
あまりの恐怖にドロシーは総毛立ち、顔はたちまち真っ青になった。
ドロシーの中のすべての感覚が、ライラの裸体を見るな、見るなと警鐘を鳴らしている。
「紹介するわ。これが……私の大好きなお父様よ。フフフフフフ……!」
無数の不気味な顔が所狭しと浮き出ているライラの腹。その中の1つは必死に呻き声を上げ、涎をダラダラと垂らしている。
彼女の邪術…そのおぞましい力は育ての父親をも自分の身体に取り込んでしまったようだった。

「ぐえっ…うぷっ……!!いや……!見たくない、そんな身体……!う゛う゛おぐげええええええ゛え゛え゛え゛え゛ぇぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!」
腹に浮き出たライラの父親を見た途端、ドロシーはあまりの異形の生物に生理的な拒絶反応を起こした。
「ア゛………ア゛ァア゛ァ……!」
「ウフフ……お父様はいつも自分を見た反応を楽しんでいるの。あなたのような美少女が汚らしく嘔吐する姿、とても素敵だって言ってるわ……ウフフフフフフフ……!」

61: 名無しさん :2017/02/05(日) 13:55:19 ID:Wy1fTeu.
「うっ……親をそんな風に自分の身体に取り込んでしまうなんて……!まさに外道だわ……!」
「外道?…心外ね。これはお父様が望んだことなのよ。年老いて死を恐れたお父様がもっと生きられるように、邪術で私の体に精神を移植したの……ね、お父様?」
「アアア゛ッ……!アア゛ッ……!」
先ほどから涎をだらだらと流している顔の1つが、ライラの父親らしい。ライラの言葉とは裏腹に、その顔は恐怖の表情を浮かべていた。
「さて、お父様の紹介も済んだことだし……そろそろ始めるわよ。クスクス、可愛い悲鳴を出す準備はできてる?」
そう言うと、ライラは腹に埋め込まれている父ではない顔を殴りつけた。
「ゴボボ…!オエエエエエ…!」
(うっ……!腹の口から何か出てきた…!あ…あれは…!)
ゲロゲロと吐き出されたのは、物理的にライラの腹に入るはずもない大きなグローブとビデオカメラだった。
唾液のような液体にまみれたグローブを拾い上げ、ビデオカメラを録画機能に設定したライラは、カメラの前で狂気の笑みを浮かべながら喋り始めた。
「みんな見てるかな?クスクス……王下十輝星、デネブの称号を持つ風の美少女ドロシーちゃん。そんな彼女は今、恐ろしい邪術師に拘束されてしまったのでした~。身動きが取れない状況で、目の前には恐ろしいキチガイ。はてさてドロシーちゃんの運命はいかに…!?」

「ま、まさか……!私の姿をネット配信しようっていうの!?」
「今から始めるのは、邪術師としてのパフォーマンスだからね。死に際に絶望を多く与えれば与えるほど、いい触媒になるんだよ。だから邪術師のみんなには、私のやり方をお手本にしてもらうの。クスクス…!」
配信用なのか話し方を柔らかくしたライラは不気味に笑いつつ、液体まみれのグローブを装着する。
ドロシーの身体に巻き付いていた触手は一部解放され、張り付けの格好で四肢を拘束するのみとなった。
「まずはぬるめのやつでいくよ。クスクス……邪術で威力が上がった私の殴打に、ドロシーちゃんはいつまで耐えられるかな……?」
グローブが怪しく光ってすぐ、ライラはドロシーの腹に最初の一撃を決め込んだ。

「ぐえあがあああああ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッッ!」
「クスクスクスクス…まだ全然本気出してないのに、大袈裟だよ……」
(ぐふっ……!骨身に響くほどなのに……!これで本気じゃないですって……!)
まだ最初の一発だというのに、ドロシーはもう泣きそうになった。
「みんな見て。ドロシーちゃんは王下十輝星でとっても強い女の子なのに、もう泣きそうだよ。さっき合成獣と戦ってた時の勇ましい姿からは考えられないね。クスクスクスクス……!」
「ぐふっ……!な、泣いてなんか……!泣いてなんか……!」
「じゃあ遠慮なく、もっと本気出しちゃうからね。いくよ?」

強がっているドロシーの腹に、右と左の一撃が同時に繰り出された!

62: 名無しさん :2017/02/06(月) 18:00:12 ID:???
「あぎがぁあああああああああ"あ?あ?あ?!!!!!」
「ふふ、そんなに大きな声が出せるなら、まだまだ元気ってことね?」
左右同時の拳を受け、絹を裂くどころじゃないレベルの悲鳴をあげるドロシー。

「うーん、両手同時ってちょっとパンチしにくいなぁ。ドロシーちゃんって小柄だから、お腹も小さくて両拳だと衝撃が外に逃げちゃうのかな?」
「ぐ、がひゅ、はぁ、はぁ」
「あ、そうだ!なら片手ずつ二回パンチすればいいんだ!」
「あぎ!?ぐあぎゃあああああああ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!」

心の準備をする暇もない、二連続の衝撃。今まで泣きそうになりながらも涙だけは流すまいと必死に踏ん張っていたドロシーの緑色の目から、遂に一筋の涙が流れてしまう。

「あれ?あれあれ?ドロシーちゃんったら、とうとう泣いちゃった?私にお腹イタイイタイされて泣いちゃったのね?」
配信用の甘ったるい猫なで声でドロシーを煽るライラ。

「く……!くそぉ……くっそぉお!!!」
「もう、駄目じゃないドロシーちゃん。女の子がそんな汚い言葉遣いしちゃ。お仕置きに、次はもっと強くいくよ!えい!」
「ひ!」
これから走るであろう激痛に、思わず情けない声をあげて目を瞑ってしまうドロシー。
しかし、ライラの拳は腹部の手前で寸止めされていた。

「ふふふ、ドロシーちゃんったら可愛い。そんなに怖かったの?さっきまでの威勢が信じられないくらいビクビクしちゃって」
「あ、あああ……」
弄ばれている。ライラはドロシーをただ痛めつけるだけでなく、精神的にも屈辱を与えるつもりなのだ。
十輝星の一人である自分が敵に捕まり涙を流し、あまつさえ邪術師に翻弄されている。その事実に、ドロシーの矜持は崩れつつあった。

「どう?悔しい?普通に戦えば絶対負けるはずのない相手に、幻覚なんて卑怯な手で拘束されて、好き勝手させられちゃってるんだよ?」
「くぅ……!いっそ、いっそ殺せ!」
「ふふ、勿論殺すわよ。絶望をたっぷり与えてからだけど……ね!」
「あぐあぁああああ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!」
話しかけている途中に不意打ちでアッパーの雨を浴びせる。

「あぅぐ、や、やめ、ふぐぁあああ!!も、もう、や?め?でぇえええええ!!あきゅうああ!?お、お願いだから、ふぐぅ!やめでぇえ?え?え?え?え?!!!!」
一発か二発殴られるだけでも涙を流すほどの激痛だったのに、五発、十発と連続で腹部にアッパーを浴び、ドロシーは最早恥も外聞もなくライラに懇願する。

「もう、しょうがないなぁ。じゃあ殴打はこれくらいにしてあげる。クスクス、いい?貴女がやめてって言ったから殴打をやめるの。これから殴られる方がマシに思えるようなことをされても、それをさせたのは貴女なのよ?」
「ふ、えぐ、な、何をする気?」
「邪術師が魔物だけじゃなく、人造人間も作れるのは知ってるよね?私って今まで媒体に絶望を与えすぎて、人造人間を作ろうとしても途中で殺しちゃってたのよね。勿論、死体から人造人間を作ることも可能だけど、やっぱり生きたまま作った方が出来が良いもの」
「だ、だから、私をどうする気なの!?」
「その点、十輝星のドロシーちゃんなら身体も丈夫だろうし、ちょっとくらいやりすぎちゃっても平気かな。みんなもそう思うよね?」
声を震わせながら質問するドロシーを無視し、ビデオカメラの向こうの視聴者へ話しかけるライラ。
彼女は邪術で強化されたグローブを外し、自らの腹部に浮かぶ父親以外の顔を殴りつけた。

「ゴブブ…!ゲエエエエ…!」
またも顔からライラの腹部に収まるはずもない道具が出てくる。
ぬめぬめとした液体で湿った包帯や注射器。更には見たこともない手術器具のようなものまである。

「さて、と。せっかくだから、ドロシーちゃんの武器を使っちゃおうかな」
ライラは近くに落ちていたドロシーの鎌を拾い上げ、試しに軽く振り回す。

「な、何を…」
「あ、止血はちゃんとするから安心していいよ。今までの媒体の死因はみんなショック死で、傷が原因で死んだ子は誰もいないから」
「ま、まさか……!」
ドロシーは自分の勘の良さを生まれて初めて憎んだ。今さら勘が冴えようと冴えなかろうと、惨劇は回避できないことに変わりはないが。

63: 名無しさん :2017/02/06(月) 18:02:15 ID:???
「そう、そのまさかよ!今からドロシーちゃんを人造人間に改造しちゃいまーす!ただでさえ強いドロシーちゃんが人造人間になったらどうなるかな?みんなも気になるよね!是非人造人間を作る時の参考にしてね」
狂気的な笑みを浮かべるライラ。ドロシーは必死に拘束を解こうともがくが、もがけばもがく程触手の拘束は強くなった。

「ま、魔法さえ使えればこんな拘束、簡単に引き?がせるのに!」
「じゃあまずは、ドロシーちゃんの右手を高性能アタッチメントに変えちゃおう!ジッとしててねー、暴れると却って痛いし危ないよ?」

鎌を構えたライラは、そのまま無造作にドロシーの左腕を切り落とす!

「いぎゃあああああああああ?あ?あ?!!!!う、腕が、わ、私の腕がぁああああああ!!!!」
「こら暴れないでよ、止血しないとそのまま死んじゃうよ?」
「ふ、ぐぅううううううああああああああ!!!」
「うん、いい子いい子。叫んでもいいから止血済むまで大人しくしててねー」
ドロシーはこのまま身体を弄ばれて意思のない人造人間にされるくらいならこのまま出血多量で死んでしまいたかった。だから大人しくするつもりもなく、ライラが止血できないように暴れるつもりだった。
だがドロシーの決死の覚悟は、触手に阻まれた。地面から湧き出た追加の触手によって身体をさらに強く固定され、暴れようにも暴れられなくなった。
ならばと舌を噛んで死のうとするも、触手に口を塞がれてしまいそれもできない。

「むぐぅ!!??ふぐぅうううううううう!!!!!」
「はい、止血終わり。次はアタッチメントの腕を神経に繋げるね。麻酔がないからすごく痛いだろうけど、我慢してね?」
「ふぐ!?んーーー!んーーーーー!!!!むうううぅううううううううう!!!!???」


「はい、これでドロシーちゃんの右腕はとっても便利になったよ!これだけでも普通の人間と比べてすっごく強くなるから、みんなも是非試してみてね!それじゃあ今日はこの辺りでお開きかな。邪術師のみんな、またね!」
ようやくビデオカメラの録画モードを解除するライラ。

「むぐぅ、んー、んー!」
「ふふふ、それじゃあその手を取り外すわね」
「ふぐ!?んゥううううううううう?う?う?!!!!!」
一度神経と繋いだ義手を力任せに引っ張って外すライラ。当然、ライラには激痛が走る。

「ふふふ、貴女にはこれから、お父様と一つになってもらわなきゃいけないもの。無粋な機械の手なんて不要だわ」
配信用の口調を止めたライラ。地面に落ちていたドロシーの右腕を、腹部に宿る父の前へと持っていく。

「それにしても、人造人間にされると思ってる時の貴女はほんとにイイ顔してたわよ」
(と、とことんばかにかしてぇ!)
そう、人造人間にするというのは騙り。ドロシーを弄びぬくための騙りだったのである。


「ふ…ふふっ…!もうお父様……!そんなにがっつかないで…!これから腕だけじゃなく、ドロシーちゃんの全部を食べられるんだから…!」
「むぐ、ふぐぅうううう」
自らの右腕が異形に食べられているのを見て、ドロシーは絶望する。これから自分は腕だけでなく全身をあの異形に食べられるのだ。
嫌だ、そんな死に方は嫌だ。自殺することもできず、生きたままに食べられるなんて嫌だ。

「さて、前菜の右腕は食べ終わったし……お父様、お待ちかねのメインディッシュよ!ふふふふふ……!」

64: 名無しさん :2017/02/07(火) 02:14:00 ID:???
「ガ…ガガ…アアアアア゛ア゛ア゛…!」
「ほら見てドロシーちゃん。お父様の素敵なお顔がどんどん大きくなっていくよ…?」
効率的に食事を摂るためなのか、ライラの乳房の下にあった父親の顔は、ライラのヴァギナに届くところまでまで大きくなっていった。
「ア゛ア゛ア゛……!ジュルルルルルルッ!!!」
「あんっ!やんっ!ち、ちょっとお父様!ライラの胸を舐めないでってば!…もう、ほんとにエッチなんだから…」
父親の口から伸びた長い舌が、ライラの胸まで伸びて両乳首を交互に舐め始めた。
人間としての倫理や道徳をかなぐり捨てたような恐ろしい光景に、ドロシーは戦慄する。
「ば……化け物め……!」
「あら、素敵な褒め言葉をありがとう。さて、お父様が食べやすいようにドロシーちゃんには横になってもらうわよ…」

シュルッ、シュルルル……!
拘束していた触手が角度を変え、リクライニングシートのようにドロシーの体をゆっくり下ろした。
「さてお父様。今日はどんな食べ方にする?足から食べる?頭から食べる?それとも…丸呑みにしちゃう?」
「う、嘘でしょ……?本当に私を食べるつもり……?」
「今更何言ってるのよ。お父様は若い女の子の柔らかふわふわお肉が大好物なの。だからあなたみたいな最上級のA5ランクだと、お父様はいつも食べ方で悩んでしまうのよ。クスクス…!」
「そ……そんな……本気なの……!?」
ライラの父……と思われる異形の顔は、唸り声を上げながらドロシーの食べ方を思案しているようだった。
「じゃあ…お父様が食べ方を決めるまでに、私がドロシーちゃんと遊んであげるわ。」
ライラはそう言うと、先ほど注射器やら包帯やらと一緒に出てきたビンを手に取った。

65: 名無しさん :2017/02/07(火) 02:15:17 ID:???
「これは私の開発した人肉調味料、カニバリオイルよ。……お父様のために、私がドロシーちゃんを美味しい料理に仕上げてあげるわ……!」
「くっ……!や、やめろっ….!」
「クスクス。絶対やめないわ。お父様の美味しい食事のためなんだもの……!」
ライラが蓋を外し、ドロシーの顔の上で瓶を傾けると、ドロリとした白濁液が垂らされた。
「い……いや……!うあっ!臭いっ!うげええ゛っ!」
ドロシーの?を汚した白濁液は、まるで生ゴミに猫のおしっこをひっかけたような凄まじい刺激臭を発していた。
「臭いかしら?私はもう慣れちゃったからわからないわ。」
「うおえ゛っ!臭い!くっさい!う゛…!?お゛え゛っ!!」
あまりの臭気に、ドロシーは今朝食べたイチゴトーストをすべて吐き出した。
「うわっ、きったないわね。まったく…ドロシーちゃんみたいな美少女がそんな酔っ払いのおっさんみたいに、汚いもの撒き散らしちゃっていいの?クスクス…!」
バカにしたような笑みを浮かべながら自分を見下ろすライラ。その見下した様子に気の強いドロシーは我慢できなかった。

「く……クソがぁっ!魔法さえ使えれば!!!魔法さえ使えればあんたなんかアッ!!うわああああああああああああああッ!!!」
なんとか脱出しようと陸揚げされた魚のように暴れて抵抗を試みるも、太く固い触手の拘束から逃れることはできない。
その様子を見たライラの顔は、まるでおもしろ動物動画を見ているかのように笑っていた。
「ドロシーちゃん、あなたは最高よ。普通の子はこの時点で心折れてるからね。クスクス……!」
「うるさいっ!うるさいっ!!!離せええええぇぇっ!私は……!私はこんなところで死ぬわけにはいかないんだあああぁああっ!!」
より激しさを増すドロシーの抵抗。触手がギチギチと鈍い音を出し始める。
「このまま暴れれば脱出できる!」と、ドロシーは微かな希望を覚えた。
ゆっくりと持ち上げられたライラの足が……ドロシーの顔に振り下ろされるまでは。

「ぐあああああああッ!!」
「……ちょっとうるさいわよ。肉。今お父様が悩んでるんだから、静かにしなさい。」
「い゛ぐあっ…!わ……私のことを……肉……だとっ……!」
「もうすぐお父様に食べられるんだから、肉でしょ?肉は肉らしくおとなしくしてなさいッ!」
「あぐっ!!ひぎあああああああ゛あ゛あ゛あ゛!!」
踏みつけられた足をグリグリと顔に押し付けられ、その痛みと屈辱感でドロシーのささやかな抵抗は終わった。
「でもほんと、あなたの声って可愛いわ。気が強そうなのに、どうしてそんなに可愛い声が出るのかしら…?」
「ひぐうっ…ぐすんっ…おねがい……食べないで……早く殺して……!」
美しい緑目を涙目で潤ませるドロシー。その美しくも儚い美少女の顔を見て、ライラの父親は唸り声をあげた。
「ア゛ア゛アアアアアア゛ア゛ッ…!」
「今更食べないなんて選択肢はないの。それより、お父様がドロシーちゃんの食べ方を決めたわ。クスクス……!」
「ひ……!いやっ……!食べられて死ぬなんて嫌……!誰か、誰か助けてえっ!いやあああああああああああああああ!!!」
これから待ち受ける恐ろしい運命を前に、百戦錬磨のドロシーの精神は音を立てて瓦解していった……

66: 名無しさん :2017/02/07(火) 02:43:16 ID:???
ライラは、薄ら笑いを浮かべながらドロシーのスカートの両端ををつまみ上げた。
「ふふふ…折角こんな見えやすいスカートなんだから、もう少しかわいいパンツ穿けばいいのに」
「うっ……うる、さい……ひ、ぐっ……」
腹に浮き出た「父親」の顔からは、太く、長く、ナメクジの様に粘ついた舌を伸びる。
ドロシーの太股の上を、その柔らかさを確かめるように這い回りながら…少しずつ、その根元を目指す。

「ふふふ…お父様は、こうして女の子の初めてを奪った後、卵巣や内臓を内側から食べるのが大好きなのよ」
ライラに「もう少し」と評された下着を押しのけ、舌先が秘密の割れ目をなぞり上げた。
「…ひっ……だ、黙れ、邪術師っ……こんな、こんなの…許されない…
人の命を弄び、魔物を造りだすような外法…トーメント王国の名に於いて、決して…
例え私が倒れても、他の王下十輝星が必ず貴様に鉄槌を…」
…そう。悔しいが、こうなったのも全て皆の忠告を聞かなかった自分の責任。この無念は、きっと他のみんなが…

だが、歯を食いしばりながらのドロシーの啖呵に対し、ライラは鳩が豆鉄砲を食ったような表情を浮かべた。
「……あら。まさか貴女、何も聞かされてないの?許すも許さないも、私…
トーメントの王様には、ずいぶん前から魔物や邪術の法具を取引してるのよ?」

「な……一体、お前は……何を…」
「…王様に邪術の研究資料や開発した品物を引き渡す代わりに、
 私たちは研究費と…定期的に『遊び相手』を寄越してもらう。そういう取引なの」
「何を…言って……そんな、…うそだ…そんな、事……」
ドロシーは、ライラの言葉を否定しようとするが…王様の異常な能力を持った新しい装備品や、
昨今闘技場で猛威を振るっている様々な新種の魔物など、思い当たる節はいくつもあった。

「ふふふ…絶望に染まって、とってもイイ顔……そろそろ食べ頃よ、お父様」
光が消えたドロシーの瞳。そこから流れ落ちる涙を舐め取りながら、ライラは恍惚とした笑みを浮かべた。

67: 名無しさん :2017/02/08(水) 02:22:49 ID:???
「嘘よ……!王様が私をこんな目に合わせるためにこの依頼を出したなんて…絶対にありえない!!」
「クスクス。この前王下十輝星には可愛い子がいっぱいいるって聞いたから、1人欲しいなっておねだりしたの。そしたらあなたが来てくれたのよ。まさかこんな美少女を私にくれるなんて…本当に、トーメントの王様には感謝してもし足りないわ。クスクスクスクス…!」
「う……嘘だ……信じない……!そんなこと絶対に、絶対に信じるもんかっ……!」
取り乱すドロシーの腰に、ゆっくりと近づいていくライラの父親の舌。どうやらもう我慢の限界らしい。
「はいはいお父様。早く処女膜をブチ破りたくて仕方ないのね。まったくもう…」

「アアア゛……アアァアァアァ……」
父親の舌が最後の砦である薄布をさっさと押し退け、その中にあるドロシーの秘密の園へと強引に押し入った。
「ぐあっ!痛……!いああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
舌に処女膜を破られたことのある女性など、そういないだろう。
そんな人類未到達の感触に、ドロシーは目を見開いて絶叫した。
「あら、やっぱり初めてだったのね。こんな可愛い女の子の処女を奪えるなんて…お父様が羨ましいわ。」
父親の舌は嬉しそうにドロシーの中を舐め回し、まだ開いたばかりの通路を強引に広げていく。
「い゛ぐぅっ!あ゛っ!うぐああ゛っ!ひぃん゛っ!があ゛あ゛っ!」
ドロシーが感じているもの。それはもちろん身を焦がすような快感などではなく、身を焼かれるような痛苦だった。
ドロシーの膣は想定外の来訪者に対応できずはずもなく、無法者の暴虐に無遠慮に嬲られるばかり。
ふと目をやった下半身から血と唾液が噴き出すのを見て、ドロシーの理性は崩壊した。
「い……いやああああ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!!いだいっいだいっ痛いいい゛い゛い゛ッ!も、もうやめてえええええええ゛え゛ッ!!」
「あぁ……最高の声だわ……!もっと聞いていたいけど、あんまり遊ぶのはかわいそうだからね…」
ドロシーがそう言うと、それは突然始まった。

ガブッ!!!グジュルッ!!グチャッ!
「ひあ゛っ!?ぎゃあああああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッッッッ!!!」
膣深くに入った舌が、突如ドロシーの肉を切り裂き始めた。
「お父様の下は硬質化も出来るのよ。今はナイフの形になって、ドロシーちゃんの開通工事を始めたの。奥にあるアレを取るためにね…」
ライラが喋る間にも、ドロシーの股間は鋭利な舌にザクザクと引き裂かれていく。
尋常ではない激しい痛みに、ドロシーの顔は大量の汗と絶望に満ちた形相になっていた。
「うぎぃっ!!あぐっ!!!がああっ!!!ひぎあああああッ!」
「痛いよね?痛いよね?でももうすぐだよ。もうすぐ私の欲しいものが出てくるから…!」
どうやらライラは、ドロシーの体内から何か引きずり出そうとしているようだった。
しかしそれが何かなど考える余裕はドロシーにはなく、ただ襲いくる暴力的な痛みに声を出して耐えるしかない。
「アアァアァアァ…」
「…見つけたみたいね。お父様。準備はいい?」
「あぐぁぁっ…!も、もうやめてぇ……!わたしの体を……おもちゃにしないで……!」

ドロシーの必死の訴えも、ライラには届かない。彼女の頭にはこれから手に入るものの事でいっぱいだった。
「さぁお父様、そのまま引きずり出すのよ……可愛い可愛いドロシーちゃんの大切な子宮をね!!!」
「なっ…!?」
ライラの掛け声と同時に、臓器が引き裂かれる音がした。

プチっ…!ブチブチブチブチブチブチブチイイイッ!!!
「がっ…!?ぐうううう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛っ!!!うがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーーーーッッッ!!!!!!」

68: 名無しさん :2017/02/08(水) 15:51:18 ID:???
肉が避ける音とドロシーの絶叫が洞窟に響き渡る中、ライラは素早く引きずり出された子宮を手に取った。
「わああぁ…お父様ありがとう!ドロシーちゃんみたいな美少女の子宮がずっと欲しかったの!それもこんなに綺麗な状態でっ…!もうライラ、お父様のこと大好きぃ……?」
「あ゛あ゛っ……ぐぅう゛うう゛……ひぐぁ゛っ……!」
ライラの声を聞くまで、自分の身に何が起こったのかわからなかった。
「あ…お父様ったら、つまみ食いしてるのバレバレよ?クスクス、ドロシーちゃんの卵巣は美味しかった?」
「アア゛アァ゛アァ゛アァ…!」
2人の恐ろしい会話に加えて、とてつもない激痛と出血に目の焦点が合わず、口からこぽこぽと泡を噴き出すドロシー。もう彼女の体は限界だった。

「クスクスクス…どお?処女も子宮も奪われた感想は?もうドロシーちゃんに女としての幸せは一生やってこないのね。可哀想に……」
「こひゅぅ……ひぁ……あぅ……」
「さぁお父様、可哀想なドロシーちゃんを残さず食べてあげましょ。それが私たちにできる精一杯の供養だから…クスクス…!」
出血により衰弱しきったドロシーの上に、ライラはゆっくりと体を重ねた。
「ふふふ。お父様が食べやすいように、ドロシーちゃんにぎゅーしちゃうね。…あぁ、本当に可愛いなぁ……!」
「……だ、まれ……!アンタは……他の王下十輝星が……必ず殺すわっ…!」
「あら?まだ喋れたんだ?…じゃあキスの味も知らないまま死ぬ前に、私が教えてあげるね。…んっ…」
「んぐぅ!?」
恍惚の表情を奪いながらドロシーの唇を奪うライラ。押し付けられた唇が離れると.、2人の口を繋ぐ透明の糸が作られた。
それを見て完全にスイッチが入ったライラは、欲望に任せて舌を捩じ込み鼻を舐め上げ、死にゆくドロシーの顔を激しく犯し続ける。
「どう……?気持ちいい……?ドロシーちゃんの人生はここで最後なんだし、最後ぐらい気持ちよくなってね。クスクス…」
(だ、だめだ…こいつは……狂ってる……!)

ライラとの望まない接吻を交わしていると、ドロシーの腹に硬いものが押し当てられた。
「んぐうっ!?」
「あ…お父様の歯ね。ドロシーちゃん、お楽しみはここまでよ……美少女のお肉、いただきま~す♪」
ライラのその声が、ドロシーの終わりの始まりだった。

  • 最終更新:2018-01-25 23:12:10

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