07.11.決着

37: 名無しさん :2017/01/21(土) 19:52:55 ID:C346rcCA
「これで終わりよ、黒衣の魔女ノワール…魔法の国は、そして人間界は…アンタなんかに渡さない」
「ふふふ…見事だ魔法少女ルミナス…だが、我を倒してもこの異空間からは脱出不可能。無限に続く荒野で朽ち果てるがいい…」
「ふん。誰がアンタなんかと心中なんてするもんか……帰らなきゃ…鏡花たちの所に」

「ヒカリっ…無事だったんだね!…本当に…本当によかった…」
「聞こえたんだ。鏡花の声が………このお守りから…」
かくして、魔物の軍勢を操り人間界への侵略を企てた「黒衣の魔女」は光の魔法少女・プリンセスルミナスによって倒され…
長きにわたった13人の魔法少女による魔法王国ルミナスの王位争奪戦も、ここに終結した。

(みたいな感じのを想像してたのに…出所はけっこうガッカリだった!何だよ3割お守りって!)

「…ところで、もう一つ気になる事があるんだけどさ。下で戦ってる5代目女王って、そもそも何者?」
…凄まじい魔力を持っているのは確かだが、それだけで女王という地位に就けるとは思えない。
魔法の国ってどうやって王を決めるんだ?オーソドックスに世襲制度?だとしたら。
「まさか私…いや、4代目ルミナスの…」
「……妹君にあらせられます」
「…それを最初にっ!!…い、いや。私には…関係…ない、けど、さ……たぶん」

………………

「俺様のメカハンドを3本も潰してくれるとは…流石は女王!しかもその魔力は無尽蔵…
イイねえ。その帽子、ますます欲しくなってきた」
「ほざくな下郎めが…その腕で、次の術は防げまい!塵も残さず消し飛ばしてくれるわ!!」

王のマントはボロボロになり、両手のマジックハンド、そして左肩のメカアームは破壊されていた。
今やリムリットは魔石が失われた暗示から完全に解放…いや、怒りで我を忘れて、暗示自体が意識から消えたと言った方が正確か。
本来の力を取り戻した最強の魔法少女は、邪悪な王にとどめを刺すべく最後の攻撃魔法の詠唱に入る。
女王の魔力に呼応して大地全体が震え、周囲の空気が渦を巻いて流れ始めた…
女王リムリットの最強呪文「コズミック・エクスプロージョン」。
発動すれば周辺一帯は丸ごと吹き飛ぶ…どんなに王が素早く動こうとも、こればかりはかわしようがないはずだ。

「おお、コワイコワイ…でも何か、忘れてる事があるんじゃないかな?…ヒヒヒ…」
「懺悔の言葉でも吐くのかと思えば……忘れてる事じゃと?この期に及んで一体何を……」

王が機械の腕を掲げると、天から光が降り注ぎ…
「…確か、少なくとももう一人いたよなぁ?この戦いで死んでしまった魔法少女が…」
…アイドルのステージ衣装を着た少女…リムリットにも見覚えがあった。
今回の侵攻作戦のために、王都に潜行していた魔法少女……
「…真凛…!!…くっ!!」
王は蘇らせた有坂真凛を盾にした。それを見たリムリットは、発動寸前の攻撃魔法を咄嗟に抑え込む。

バチバチバチ…!!
「うっ………っく、ああああぁぁっ!!」
だがその代償は大きかった。両腕に充填された魔力が暴走、強固な防御魔法が込められたロンググローブが一瞬にして灰になる。
のみならず、両腕が黒く焼け焦げ、幾条もの鎖状の焦げ跡が二の腕の半ばにまで達していた。

「あっ…あ"ああ"あ"あ"ぁぁああっ!!!……腕…わらわの…うで、がぁああぁっ………!!」
発動時の威力から考えれば、この程度で済んだのは奇跡的とも言えるが…
魔法を使うどころか、すぐ治療しなければ両腕を失いかねない程の重傷だ。

「クックック…そうだよなあ。やっぱ、王たる者は部下を大切にしなきゃなああ!」
苦痛にのたうち、絶叫を上げるリムリット。
王は未だ黒煙燻るリムリットの右腕を、煙草の吸い殻にするようにグリグリと踏みにじった。
「いぎっ……ん、あああああああああ!!!」

38: 名無しさん :2017/01/21(土) 22:57:43 ID:???
「自分の魔法で焼かれる気分はどうだ?口だけは達者な女王様…!ケケケケペッ!」
王は下卑た笑いをあげながらリムリットの腕に唾を吐いた。
「ぎゃううううっ!うぎいあああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
ジュー…と王の唾が音を立て、その刺激に小さな悲鳴をあげたリムリット。自らの魔法で焼き尽くされた右腕はもはや空気に触れているだけでも激痛が走り、立ち上がることさえ叶わなかった。

「ん……こ、ここは……?」
王の魔法で蘇り、ゆっくりと目を開けた真凛。
その視界に飛び込んで来たのは、守るべき女王が踏みにじられている光景だった。
「あ…リ、リムリット様あぁっ!」
「お、淫乱ド変態アイドル真凛ちゃんのお目覚めか。お前の映像は城中の兵士のオカズになっているぞ…ケッケッケ!」
「え……?な、何を言って……!?」
「ふん。わからないならじっくり見て思い出すがいい…!」
王が取り出したのは薄型タブレット端末。ビデオ再生準備になっている画面を王がタップすると、ズチュッ!ズチュッ!という激しい水音が聞こえてきた。
「な……なんじゃ……?この音は……?」
「あ~、8歳のお子様には刺激が強すぎるかもなぁ…」
「ま……まさかそんな……!いやっ!いやあぁああぁっ!やめてええええ!!!流さないでえええええええッッ!!!!」

『ひぎゅううっ!あぐっ!やあぁっ!んやぅああんっ!』
『ふぁっ、あー、あひぃっ、あう、あう、ああぁんっ!』
『ふああー、あっ、あー、あはあぁああんっ…!はあぁっ』
『うはあぁぁぁううぅ……!あはあんっ!い、いいっ!これ、あ、あぅ、きもち、いいぃいっ!』
『はう、あ、はぁん!あひっ、は、ああん!いいっ、いいっ!もうらめぇえええっ!』

…端末で再生されたのは、あの絶倫三兄弟に犯された真凛が、激しく喘いだ部分のみ流れるように編集された動画だった。
「い、今のは……真凛の声なのか……?」
「俺もびっくりしたよ。何度聞いてもアイドルとは思えない声出してるよなぁ……魔法少女っていうのは男の肉棒に飢えてるんだねぇ?」
「あ……ぁ……ちがう……!ちがうっ……!」
「もしかして、女王様も欲しい?多分入んないだろうけど、試してみる?ケケケ!」
「ぐうぅ……!げ…下衆がぁ……!」

「さて、そろそろお前らにも飽きてきたし、これで終わりにするか…」
そう言うと王はマントと上着を脱ぎ捨て、その隠されていた上半身が露わになった。
白日の下に晒されたトーメント王の体を見て、2人の少女は言葉を失う。
ゴツゴツと鍛え上げられた筋肉、カッチリと6つに割れた腹筋、丸太のような腕…そこには「男」の強大な力がありありと顕現していた。
「さて…真凛ちゃん。旅行するならどこに行きたい?」
「え……?り、旅行……?」
「はぁ…ノリが悪いねえ。やっぱり君はあそこがよさそうだなっ…!」
ドンッ!と音がしたその瞬間…リムリットは口を開けたまま言葉を失った。
凄まじいスピードで打ち出された王の拳により、真凛の体は一瞬にして吹き飛んでしまったのだ。

「ぃゃぁぁぁぁぁ…!」

遠くに響く真凛の絶叫。悲鳴すらも全く間に合っていなかった。
「ふう…淫乱魔法少女は森に送ってやったよ。人間の雌に発情する触手が大量に住んでいる、平和で美しい森にな…!」
「あ……あ……!真凛……!」
「安心しろ…貴様は旅行はなしだ。もうすぐ記憶を失って、俺様の奴隷になるんだからなぁ…ケケケケ!!!!」

39: 名無しさん :2017/01/21(土) 23:42:11 ID:???
「き…貴様の傀儡になるくらいなら…ここで死んだほうがマシじゃあっ!!」
最後の力を振り絞って放ったリムリットの炎弾は、王とリムリットの間の脆い足場に命中した。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!

「あらーあ。わざわざここで死んだところで俺様に帽子を取られるだけなのに…ルミナスってやつは、どいつもこいつも見苦しいねえ…」

崩れ落ちる城の瓦礫と共に落ちていくリムリット。その目には大粒の涙が浮かんでいた。

(ヒカリお姉様…リムはここまでのようです…!お姉様を助けられなくて…ごめんなさい…!)

もっとおねえちゃんと話したかった。
8歳でルミナスになったリムはすごい、とおねえちゃんに言って欲しかった。
おねえちゃんと一緒に、大好きなみんなと一緒に、ルミナスを今よりもっと素敵な国にしたかった……
朦朧とする意識の中、リムリットは幼い頃に見たヒカリの優しい笑顔を思い出していた。

「リムは……おねえちゃんを……絶対助けなきゃいけないのに……!えぐっ…!ごめんなさい…!ヒカリおねえちゃぁん…ぐすっ…ごめんなさいぃい…!」

ルミナス最強の魔法少女は、紅い目を滲ませ涙を流したまま瓦礫の山に埋もれていった…

40: 名無しさん :2017/01/22(日) 10:40:49 ID:???
「おっと。死ぬ前に、帽子だけ回収しとくかなぁ…首をもぎ取られたら、流石に帽子も被ってられないだろ」
瓦礫から落ちかけた女王の帽子を、王の機械腕が捕らえる。
首だけで自重を支える体勢になったリムリットだが、抵抗しようにも焼け焦げた両腕はピクリとも動かせない。

「女王様!真凛!」
「助けなきゃ!…唯さん瑠奈さん、ここに居て!」
「えっ。居てって…ちょ、ちょっと待っ……!」
水鳥は鏡花の箒に移ると、リムリット救出に向かった。

「陛下っ!…私も行く。ココア、4代目を頼む!」
「…待った、私も連れてって。ココアはあのちびっこを治療…いやその、ココア…さんは、回復魔法得意っぽいし?見た目的に…」
…ミントとココア、そしてエスカもその後に続く。

「ちょっと!なんかこれ、暴れ出したー!?」
「瑠奈、掴まって!!……こんの…大人しく、しなさいーっ!!」
残された唯と瑠奈は、箒にしがみつくだけで精一杯だったが……

(…そうだ。この箒…お祖父ちゃんに習った薙刀と棒術の要領で操縦すれば……)
「あっ……ちょっと安定してきた。唯、すごい…!」
ブーメラン空手にも匹敵する奇跡的コラボ!魔法の箒と棒術を組み合わせた全く新しい格闘技がここに誕生した!

「トーメント王!陛下を放しなさい!」
「ん~?…状況が理解できてないのかお前ら?チェックメイトしてるのはこっちだぞ?
 お前らこそ女王を放してほしかったら、全員変身を解いてジャンピング土下座でもしたらどうだ?
 …大体なんでエスカがそっち側に居る?…ま、そいつらと一緒に痛い目見たいって言うなら別にいいけどな…ヒヒヒ!」
「いやー…私も捕虜って事で。ここはひとつ、人質交換~みたいな感じにできません?」
「するわけないだろバカ。お前ごときを女王と引き換えにできるかっつーの」
「よ、予想はしてたけど…王たる者は部下を大切にしましょうよぉぉ!!」

膠着状態に陥る状況…だがその時。
「きゃああああっ!?……」
唯の乗る箒が上空から落ちてきて、機械腕を破壊!
「嫌あああっ!!…危ないどいてどいてっ……いや待てよ、やっぱどかなくていいわ。……瑠奈ちゃん流星脚ッ!!」
「んぎゃっ!!?」
そして落下の勢いを利用した瑠奈の跳び蹴りが、王の顔面に直撃した。

41: 名無しさん :2017/01/22(日) 11:40:02 ID:???
「いったー……る、瑠奈……大丈夫…?」
先ほど産声を上げた全く新しい格闘技、実戦には時期尚早かと思われたが…予想以上の効果を発揮したようだ。
機械腕から解放されたリムリットの元に、魔法少女達…そしてエスカが駆け寄る。

「陛下!…すぐに怪我と火傷の治療を!」
「真凛ちゃん、大丈夫かな…早く助けに行かないと…」
「はー。あのアホ王に一発入れられてスッキリしたわ。…それに、もう自慢の装備も残ってないはず」
「今度こそ、終わりだ……トーメント王!」

王と対峙する水鳥とミント、そして唯と瑠奈。
リムリットを治療するココア、それを守る鏡花。そしてエスカ…
「…くそう!くそう!8対1とは卑怯なり。我が野望、もはやこれまでか……
 ………って、思うじゃん?……ヒヒヒヒッ…!」
(……ま、まだ何かあるっていうの…!?)

「…うわ、ひどい怪我……あの王、本当に子供にも手加減なしだな…ええと。…よく頑張ったなーちびっ子。
 なんというか…すごいよ。その歳で、王様になって、みんなのために戦うなんて…」
エスカはリムリットの前にかがみ込むと、着ていたローブをリムリットに羽織らせる。
ローブを脱いだエスカの瞳は、リムリットと同じ、燃えるような赤い色をしていた。

「ぐすっ……うん…リム、がんばったの……おねえちゃんがかえってくるまで、がんばろうって………ひぐっ…」
「……いや、私はお前のお姉ちゃんじゃ……ゴニョゴニョ」
リムリットが差し出したのは、魔帽セイクリッドダークネス…ルミナス王国の女王の証。
(やっぱそう来るか……こんなの受け取れるわけないじゃん……どうしよう)

「どうした、要らぬのか?……ならば、我が貰ってやっても良いぞ」
…その時。どこからか聞こえた声に、エスカの背筋は凍り付いた。
記憶の奥底の底で、消しきれずにこびり付いた恐怖が呼び起こされる。冷たく黒い意志を帯びた声……

「我の…黒衣の魔女ノワールの声……忘れたとは言わさぬぞ?…魔法少女ルミナス」
「…どちら様でしたっけ。いや、マジで……」

「…おはようノワール。約束通り、極上の魔法少女の体をどれでも選び放題だ。
なんと今なら、魔法王国6代目女王の座も付いてくるぞ……ヒッヒッヒ…!」

「そうじゃのう…現女王の小娘は既に燃えカス……ルミナスの身体を乗っ取るのも一興じゃが、それよりも…」
黒いローブが標的にしたのは、エスカでもリムリットでもなく、その横にいた…
「…鏡花…!?……マジかよ…」
…エスカの黒いローブを身に纏い、リムリットの手から帽子を奪い取って被る。
異世界から来た少女、市松鏡花は…今まさに、闇の戦士として覚醒してしまった。

「…この仲間の身体で、他の者が一人ずつ嬲り殺される様を見届けさせてやろう」
「…で、私を殺すのは最後にしてやるって?……あれは嘘だ、とか言われる前にスタコラサッサしたいわ、ほんと…」

「迷った末に、一番おっぱいの大きい奴に憑依したか…わかる、わかるぞノワール。くっくっく……」
「いや違うと思う」
「…………クックック…無様よのうルミナス……はーっはっはっは!!」
「…おい!!」

42: 名無しさん :2017/01/22(日) 16:26:18 ID:???
「あ、あれは瑠奈を操ってたローブ…!」
唯の脳裏に格闘場で対峙した時の記憶が蘇った。闇の世界で失禁するほどの恐怖を植え付けられたことや、朦朧とする意識の中で10分間に渡る瑠奈との接吻…
思い出しただけでも握りしめた手が震える。
「さぁ、先に死にたいのは誰だ?わらわが安らかな死を与えてやるぞ…!」
「くっ…ココア!リムリット様達と逃げろ!ここはわたしが食い止めるッ!」
「お、おねえちゃん…!まさか1人で残るつもりなの!?」
「ココア…アイヴォリーの称号にかけて、リムリット様をルミナスへ連れて帰れ!これは命令だッ!」
ミントは自ら前に出て王とノワールからリムリット達を守るように障壁を発生させた。
「くっ…!みんな、箒に乗って!リムリット様が倒れた今、私たちに勝ち目はないわ!ここから脱出するよッ!」
「で、でも、ミントさんは…!」
「…お姉ちゃんなら…きっと、きっと大丈夫だからっ…!」

「フン…全員お前を残して逃げていったぞ。薄情な連中じゃのう…」
障壁の外で逃げていくココア達を見て、ノワールは鼻を鳴らした。
「ノワール…!ルミナスに楯突くどころか、トーメント王の手下に堕ちるとは…!この死に損ないが!」
「黙れ、雑魚。あの時わらわの前で膝を付いた貴様が勝てると思っているのか?ミント・ソルベットよ…ククク…」
「あの時とは違うぞ…!リムリット様の右腕であるわたしを甘く見るなよっ!」
ミントの懐から5冊の本が飛び出し、赤、黄、青、茶、紫に輝き始める。どうやらこの本がミントの魔法の触媒らしい。
「ほう…火、雷、水、地、闇の属性か…普通は1冊で限界のところを上級魔道書を、しかも5冊同時に操るとはな。」
「ノワール。俺様は下がるぞ。そのポニーテールをひん剥いておけよ…!」
「わかっておる。いつもながら命の保証はないがな…!」



ミント・ソルベットが囮になったことで、王都から脱出したリムリット、ココア、エスカ、水鳥、唯、瑠奈。
「うっ…うっ…お姉ちゃんがぁ…!ノワールに操られちゃった…!」
「水鳥……くっ…」
水鳥、ココア共に最愛の姉を敵地に残したままだ。唯達は咽び泣く彼女達に声をかけることもできなかった。
「水鳥…ココアよ…ゴホッ!……わらわが…力及ばぬばかりに……申し訳な、ゲホッガホッ!」
「リムリット様…!無理して口を開かないでください!リムリット様が責任を感じることはありませんっ!」
ココアがそう訴えるも、リムリットは謝罪の言葉を辞めなかった。
その様子を見た魔法少女達が考えたことはただ1つ…今回の戦において、ルミナスが完全敗北したという事実のみだった。

「…なんか、大変なことになってきたわね…私たちはどうする?唯。」
「…アリサが心配、だな…やっぱりこんな世界で1人でいるのは危険だよ。なんとかしてあげないと…」
この世界でどうしてもやるべきことがある、と言い残し、自分たちの前から去ったアリサ。その悲しげな後ろ姿が、唯の頭から離れることはなかった。
「そうね。アイツ…私たちよりは強いとはいえ心配よね…」
「でも、助けてくれたミントさんや鏡花ちゃんも助けたいよ…!」
「…なんにせよ、私たちはこの世界でもっと強くなるべきだわ。助けたいっていう気持ちだけじゃ、誰も守れないもの。」
いつも自分より他人を優先し、その強い想いで親友を助け出した唯。その勇姿には格闘場でエスカも心を打たれた。
その親友…手が早く喧嘩っ早い瑠奈だが、頭の回転は早く、武道で培った精神も眼を見張るものがある。
そんな2人の様子を見て、エスカはこれからの身の振り方を思案した。
(今から王様のところに戻っても、また幽閉されて使われるだけだし…この子達と一緒に世界を変えるのも、それなりに面白いかな…?)

  • 最終更新:2018-01-25 23:52:58

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