02.05.特別試合2

174: 名無しさん :2016/12/07(水) 22:23:24 ID:???
桜子は渾身の斬り上げを振り抜いた。

「グアアアァアアアアアァァァッ!!」
あたりに処刑獣の断末魔の絶叫が響き渡る!

(なんて切れ味なの…!さっきはあんなに硬いと思ったのに…まるで何もないところをを斬っているかのように滑らかに刃が通るわ…!)

体を縦に両断したことで勝利を確信し、必殺技が綺麗に決まった余韻に浸りつつ目を瞑る桜子。

しかし…

ヒュルルル!ガシッ!ガシッ!
「何っ…!?」
見ると地面から生えた触手が手足に絡みついている。
斬り上げ直後だったため、不覚にも剣を両手で持ったまま頭の上でひとまとめするように拘束され、両脇を晒した状態で身動きがとれなくなってしまった。

さらに…
「!…どうして!?確かに斬ったはずなのに…!」
倒したはずの処刑獣は何事もなかったかのようにその場に立ち続けていた。

「ハァハァ…よくわかんねえけど、すんげぇ痛かっただけで体は繋がってるぜぇ…」
「そ、そんなっ…!」

「いったい何が起こっているんだ…!?」

175: 名無しさん :2016/12/07(水) 23:52:42 ID:???
「いったい何が起こっているんだ…!?」

後ろで瀕死のサラを抱えながら桜子を見守っていた彩芽の口から、思わず声がもれる。

「しまった…言ってなかったわ…」

ネペンテスによる触手責めにより絶頂直前まで感覚を高められてしまった体をいたわりながら、サラがおもむろに口を開く。
「どういうことなんだサラさん…!?」

「シルバー・プラズマソードはじめ…私が使っている武器には全て…持ち主を判断する機能がついているんだ…」

サラの説明によると、サラ以外の人物がシャイニング・シルバー・エネルギーを動力源とする武器を使用した場合、シャイニング・シルバー・エネルギーが瞬時にそれを察知し、致命傷を与えない状態に切り替わる。

シルバー・プラズマソードの場合には斬撃属性が瞬時に無効化され、相手に痛覚のみを与える状態になるのだ。

万が一敵に武器を奪われた時でも大惨事になるのを避けるための機能だったが、味方が自分の代わりに使用する状況は想定していなかったのが裏目にでてしまった、とサラは言う。

「ちゃんと確認しておくべきだった…ボクはなんてことをしてしまったんだ…!で、でも、ボクがさっき使ったときには普通に斬れたよ…!?」

焦った表情でサラの体を揺さぶりながら尋ねる彩芽。
「シ、シルバー・エネルギーが持ち主を認証するまでに…か、かかる時間は僅か1ミリ秒…アヤメ…多分だけど、あなたはさっき…じ、時間停止系の能力を使ったのよね…。きっとそのおかげよ…。」
「そうか!シルバー・エネルギーの認証より早く斬撃を出せたから斬れたんだね!」
「そう…だと思うわ…。…ア、アヤメ…か、体…揺すらないで…。か、感じちゃう…///」
どうやら途中から体を縮こまらせ、顔を真っ赤にしながら歯を食いしばって会話していたようだ。
ハッとする彩芽。
「ごっごめん!夢中で話してたらつい…」
「私は大丈夫よ…。それよりサクラコが…!」

176: 名無しさん :2016/12/08(木) 00:56:58 ID:6vMr2OBg
「小娘が調子に乗りやがって…!テメェも敏感なのはわかってんだよ。これでもくらいな!」
処刑獣は拘束した桜子の服の下に無数の触手を這わせ、身体中をくすぐり始めた。

「よ、よせッ!く、くすぐるのはッ…ぁ…んく…や、やめろ…うふふっ…あんっ!…ぁ…やめて…ひゃはっ…んあぁんっ!く…フフフフ…あはぁんッ!」

こそばゆさと全身の性感帯の感覚が交互に押し寄せ、桜子は笑いと喘ぎ声を交互に出してしまっていた。

<あれ桜子ちゃんじゃね?あんな色っぽい声出せたんだなぁ…>
<笑い声と喘ぎ声もいいけど、俺は悲鳴が聞きてえー!こんなんただのエロじゃねーか!>
<まあまあ落ち着けよ。こういうのが好きな奴もいるんだよ…>



「や、やめてっ…あはぁあんっ!ひゃはっ、あ、や、フフ、んやぁんっ!」

「しばらくみっともなくしてな…さあ女刑事!まだ楽しい時間は終わってねえぞ!出てこいーや!」

処刑獣は高田延彦のような動きでサラを挑発した。どうやらダメージは完全に回復したようで、触手たちも子犬のようにピュンピュン元気よく跳ね回っている。

「私が時間を稼ぐわ…その隙にアヤメ、あなたは逃げるのよ。サクラコもわたしがなんとかして…」

「だ、ダメでしょ!さっきコテンパンにされて今もそんな状態なのに、アイツに勝てるわけないよ!」

「くっ…!でも、どうすれば…!」

愕然とするサラ。先ほどまでの余裕が嘘のようになりを潜め、今は白銀の騎士もただのスタイル抜群のパツキン姉ちゃんになっていた。

「こ、今度は僕が行く。手持ちのアヤメカで勝てるかどうかめっちゃ不安だけど…サラさんはその間に僕のアイテムで体力を回復してて!」
「ア、アヤメ!だめ!危険よ!戻って来なさい!早く!」
制止するサラを尻目に、彩芽はとてとてと処刑獣の前に出た。すかさずカバンから妙な棒を取り出し構える。

「お、おいこのバケモノ!ぼ、ボボボボ、ボクが相手だあぁ!」
「なんだァ?この鼻くそみてぇなガキはぁ?テメェもあいつみてえにビチョビチョになりてえのか、あぁん!?」

(うわぁ…間近で見るとデカイ…怖いよぉ…どうしてボクがこんな目に…)

「お望み通り、俺様の触手でヒィヒィいわせてやんよオラァ!」

(で、でも…!ここでコイツを倒さなきゃ、僕たちは全滅…!勝つしかないッ!)

177: 名無しさん :2016/12/09(金) 01:10:04 ID:???
「おや、今度はワタシの『花嫁』がご出陣か。勇ましい事だ…
くれぐれも彼女は丁重に扱ってくれたまえ。特に、絶対に処女は奪わないように。それから…」
「ケッ!いちいち俺様に指図するんじゃねぇ。このモヤシ野郎が…
 あんなガキをヤる趣味はねえが、アイツのせいで痛い目に遭わされたんだからなァ。
 徹底的にいたぶってから、極太のトゲ触手で初マンぶち抜いてやる…ケケケッ…!」
「………!……」
自在に動く無数の触手、強靭な体躯に、そして不死身にも等しい再生能力…
処刑獣と化した男は、己の力に完全に酔いしれていた。

………

「アヤメ…無茶よ!戻って、お願い…!!」
彩芽の残した怪しいアイテムで、多少は体力が戻ったものの、
処刑獣を倒すには、火力が…彼女の武器にチャージするためのエネルギーが、
圧倒的に不足している。…具体的に言うと、電力だ!

………
「…う…わああああ!!」
市販品ではあるがかなり強力な電磁警棒を手に、彩芽は巨大な敵へ挑みかかった。
だが…

バシッ!!
「…え?」

鞭のような触手が、あっさりと警棒を弾き飛ばした。
人外の怪物の攻撃速度に、彩芽は全く反応できない。
「あれ?なんで警棒…触手g」
ビシ!バシ!ドム!ゴス!
「っぐ!?あ、んぐ、くっ、ああぁああ!!」
「さ~て…ショータイムだ。テメエは特に念入りに、痛めつけてやる…」

何が起きているのかさえわからないまま、触手による鞭乱打の嵐のただ中に放り出された彩芽。
着ていたパーカーやスカートはあっという間にボロボロになり、メガネやヘッドフォンも半壊して弾け飛んだ。

「…こいつを嬲り殺しにしたら、サラ……次はいよいよテメェだぜェ。クックック…!」
「げほ…っが……う、ぐう…」
髪の毛を掴まれ、強引に引きずり起こされた彩芽。
その身体に太い触手が巻き付いて、ミシミシと締め上げていく!

178: 名無しさん :2016/12/09(金) 01:17:34 ID:???
そして、両腕から宙吊りにされながらも、触手の拘束から逃れようともがく桜子は…
「すまん…私のせいで、こんな事に…だが、まだ…勝機は…」

勝機は、限りなく薄いが……可能性の欠片はまだ、残っている。…そう、考えていた。

ウツボカズラを模した敵の身体を、桜子の剣は途中まで斬る事はできた。
そして、途中で急に固い物に当たり止まった。骨?あるいは何らかの機械部品?…
今はただの勘、あるいは希望的観測でしかないが…奴の体内に、何かがある。
敵の体に深々と刺さったままの剣…どうにかして、あそこに追撃を加えられれば!

「んっ…くぅぅ!?」(そんな…この触手…)
…しかし、そんな桜子をあざ笑うかのように、
彼女の肢体にまとわりついた触手が微細に蠢き、煽り、焦らし…
(動きがすごく…いやらしくて…巧み過ぎるっ…!
 私の…身体、感じやすくなって…うそっ……そんな、ところまで…!?)

…リョナ世界では処刑獣の姿を取るこの男。元々はサラに深い恨みを持つ犯罪者であり、
サラを表社会から葬り去ったことで、莫大な名声と富を得ていた。
その後も、彼は現実世界・リョナ世界を問わず多くの女性を欲しいままに虐げ、嬲り、犯し…
今や、女体の扱いは達人の域に達していた。
触れればたちどころに獲物を昂ぶらせ、隠れた性感帯を探り出し、新たに『開発』さえしてしまう。
その圧倒的技量は処刑獣になっても健在。…しかも、人の指以上に細く精密に動く触手を
何十本何百本と持ち、更にはその微細な繊毛一本一本に至るまでも自在に、しかも同時に動かすことが出来るのだ。

二十歳そこらの『小娘』程度が剣術の真似事で多少の精神修練を積んだところで…
その気になれば『指一本』で堕とすぐらい造作もない。

………

「ひ、あぁ、っく…い、っ…(今にもイかされそうで…イかせて、もらえないっ…)」
桜子の『諦めない』決意は、まるで熱湯に放り込まれた氷細工のように瞬く間に蕩かされ…全身を、開発されていく。
更に強力な媚薬効果のある粘液もあるが、今はまだ……『最後の仕上げ』までは、使わない。

まずは、桜子の身体に眠っている性感帯を掘り起こし、徹底的に嬲り抜く。
それまで彼女自身すら知らなかった、人並み外れて敏感な『弱点』。それは…

179: 名無しさん :2016/12/10(土) 01:51:10 ID:???
「っ!?あっ、ああっ!ちょっ、そこっ…!?はぅ!ああああっ!!?」
処刑獣の極細触手が桜子の耳たぶに触れた瞬間、桜子の声が一段階高くなった。もちろん処刑獣はその反応を見逃さない。すかさず桜子の耳に触手を集中させる。
「ははーん?ここが弱いのかぁ!見つかっちゃったねぇ!」
彩芽を触手で絞め上げながら声をかけてくる処刑獣。
(う、嘘…!?こんなに…感じるなんて…!)
一斉に押し寄せてくる毛のような細さの触手群。
「くぅ、んっ!…ふわぁっ!?このっ…ひゃ!?やめ…!いやぁ…!」
必死に首を振って抵抗する桜子。どうやら本気で嫌がっているように見える。
「クカカカ、ほれほれもっと抵抗しないと!中に突っ込んだらどうなっちゃうのかなぁ??気になるねぇ?」
「ひぃぃ…!だ、だめっ!くそっ…!ああ!?ちょっ!?待っ!離してっ!いやああっ!」
(あああ…マズイマズイマズイっ…!これ本っ当にダメだぁ…!)
太めの触手が左右から伸びてきて桜子の顔を優しく、優しく、しっかりと動かないように固定していく。
「あああああぁぁぁ……」
鋼のような堅さの触手が桜子の首を左右からつつみこむようにして顔を固定し、別の2本の触手が桜子の頭を左右から抱え込むようにして顔の向きを正面に固定する。
(待って、全然動かない…!こんな状態で責められたら、私……)
完全に顔の動きを封じられてしまった。どんなに動かそうとしてもびくともしない。それでもかすかに震えており、首を拘束している2本の金属のような触手が小刻みに小さな衝突音をたてる。
桜子の顔は見るからに青ざめ、大量の汗が浮かんでいる。
「もう抵抗は終わりかい?じゃ、始めようか」
処刑獣の台詞が合図だった。
「や、やめ……!あ、あああっ…!いやあああああ"あ"あ"あ"あ"!?あああああいいっ!いやっ!いいダメぇえええあああああ!!」
一斉に左右の耳に襲いかかる極細触手群。
入り口付近の凹凸を小筆で撫で回すように蹂躙しながら中へ中へと侵入してくる。
「うわああああああああ!!あああっ!あ、あああぁ…あ"!?あ"っあ"っ!やめあああああ"あああ"ああああ"ああああああ!!」

両耳からの未知の感覚は桜子の想像を絶するものだった。

それまでかろうじて踏ん張っていた両足の力は一瞬にして抜け、触手に掴まれながらも仰け反る向きに大きく力が入っている。ふとももはガクガクと大きく揺れ、股間からは大量の愛液がとめどなく溢れてくる。不自由な位置に拘束された両手は、何かを掴もうとするわけでもなく、無意味にぎこちなく指先が暴れまわる。
「あ"がががががあ"っ…!」
(止まってっ!止まってよ…!止まってぇぇぇぇ!!!)
両サイドから触手の猛攻に曝されている顔は真っ赤に染まり、口は閉まることを忘れてしまったかのように悦びと苦痛と恐怖の入り交じった悲鳴をあげ続け、目は大きく見開かれ、絶え間なく涙を流し続けている。
(あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"っ!い"や"だ!誰がだずげでぇ!お"がじぐな"る"ぅ!)
現実世界ではもちろんのこと、こちらの世界でも経験したことのない状況。桜子の理性は今にも消し飛びそうになっていた。
「も"うだめ"!もう無"理"だあ"ああ"あ゛ああ゛あ"ああ"ああ"あ"っ!や"め"て"え"え"ぇ"ぇ"!!いやあ"あ"あ"あ"ああ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!」

180: 名無しさん :2016/12/10(土) 11:07:55 ID:???
<マジかよ!…あんな針金みたいな細い触手だけで…>
<あの桜子ちゃんが…完全にメスの顔だぜ!>
<これ、お耳フーってするだけで勝ち確って事じゃね?ちょっと闘士になってくる!>

これまでどんな苦境に立たされても凛とした態度だけは崩さなかった春川桜子。
その痴態が巨大スクリーンに大写しにされ、地上観客席はどよめいた。

「さあ大変なことになってまいりました!春川桜子、ネペンテスの耳責めに完全屈服だー!」
「ここまで耳を敏感に開発されたら、今後は闘士としても色々と厳しいかもしれませんねぇ。
この試合を見ている全員に弱点が知れ渡ってしまったわけですから、今後は真っ先に狙われるでしょう」
「ですわよねー。さっきの角材のお礼に、後でじっくり舐ってあげなきゃだわぁ。うふふふ…」
「サキュバスのサキノさん!いつのまに!」

「んあ、ひゃ、ひう…らめえええぇぇっ!!…(…そんな、嘘っ…耳だけで、イかされる…なん、て…!)」
「ケケケ…まるで盛りのついたメス犬だな!今ので何回目だァ?」
「手元の絶頂カウンターによると、今ので5回目ですね」
<おおおー!!科学の力ってすげー!>

サキュバスも加わり、ますます盛り上がる放送席。
一方、地下にいる教授はネペンテスの「裏切り」とも言える発言に対し、深く静かな怒りを燃やしていた。
(あの、無能が……大口スポンサーだからっていい気になりやがって…)

ネぺンテスの体内には処刑獣としての主要な機能を司る「コア」が内蔵されている。
それは再生能力や触手の操作などの異能をもたらす最重要器官であり、ネペンテスの体で唯一再生が効かない部分。
だが、先ほど桜子の「瞬覇一閃」を受けて、剣が突き刺さって半壊状態になっている。
今はまだ正常に機能しているが、次に攻撃を受ければ、どうなるか…

そのデータを、教授は密かにサラのスーツに内蔵されたコンピュータに転送した。
コアはまた作ればよい。処刑獣の『素体』など、この世界なら他に腐るほど見つかるだろう。
サラの閃甲プロセスもほぼ解明、『複製』の目途が立った…あの男を生かしておく理由は、既にない。

「許さんぞ……私の花嫁…古垣彩芽の処女も…ファーストキスも…すべてこの私のモノだ…!!」
「え?アヤメってあのボコられてる眼鏡の子?…その子のキスなら私がさっき…」
「えっ」
「えっ」

ついでにサキュバスのサキノにも今、最大の危機が迫ろうとしていた!

181: 名無しさん :2016/12/11(日) 10:09:03 ID:eve3jgoE
サラのスーツに送られたデータは、処刑獣の弱点と仕留めるための電力だった。
「いったい誰が…でもこの状況、なりふり構ってられないわ!」
桜子と彩芽を助けるべく、サラは自身のスーツにプラズマソードを密着させる。
「電力チャージ開始…サクラコ、アヤメ、もう少し待ってて…!」

ぐちゅにちゅっ!べちゃっぺちゃっ!
「ひゃああああッ!あっあん!きゃうぅんっ!…も、も、もうこれいじょうはひゃめへええええええ…あっはああぁあぁああん…」
(だめ…気持ちよすぎて…脳も体も全部とろけちゃいそう…)
「どうだァ?俺様の触手でメチャクチャに犯される気分は…最高だろうがよ…!」
「ら、らめえええぇぇ…!これ以上されたらほんとにおかしくなるよおぉ…」
処刑獣に耳を犯し尽くされ、桜子の理性はもうほとんど残っていない。体をビクビクと仰け反らせて快楽に堕ちる寸前の桜子の姿を、拘束されている彩芽は直視することができないままでいた。

「うぅっ…ボクもうこんなの…やだ…!」
「あ?なんか言ったかガキ!」
「も…もう許してください…ボクなんでもしますから…!もう桜子さんを解放してください!」

桜子のために涙声で必死に声を出す彩芽。その姿はまさしく、格闘場の観客たちが求めていた「絵」だった。

<あのちっちゃい子、かわいいけど誰なんだ!?>
<あの恐怖に溺れる表情…はぁあたまんねえ…>
<拘束されてて見えないけど、もうチビってるんのかもな!ギャハハ!>
<くさそう>

「許してくださいとは…ハッ!おめでたいガキだぜ…俺はテメェみてぇな生意気そうなガキが大嫌いだ。こいつと同じように開発して、その辺のチ◯ポじゃ全く感じねえ不感症にしてやるよ…!」
「く…!ボクたちが何したって言うんだよぉ!そこまでされるようなことしてないだろぉっ!」
「俺様に刃向かった時点でテメェらは処刑確定なんだよ…さあ始めるぞ…!」

彩芽の体にじわりじわりと迫る触手。欲望の白濁液にまみれたそれは、彩芽の女としての尊厳を全て踏みにじろうとしていた。

「ひぃ…!や、やめろ…!こっちに来るなぁ…!」
「さぁ~て、生意気なJKのウィークポイントはどこだぁ…?」

ペチャッ!ドピュッ!
処刑獣の触手が彩芽の頬にべちょりと張りつき、先端から勢いよく白濁液を放出して彩芽の目と鼻を汚した。
「うわっ!臭…!目が…開かない…!」
「なかなかいい絵だぜガキ…今から始めるのは全部俺様のカメラで録画して、TURUYAに並べてやるからな!グヘヘへ…!」
「そ、そんな…!やめろぉッ…!」

<うおー!AV集録とか胸熱なんですけど!>
<ボクっ娘、触手で、調教、開発!ブヒヒヒヒヒ!>
<まったく、女子高生も最高だぜ!>

「JKの若い身体もなかなかだな…すべすべしててこっちも気持ちよくなりそうだぜェ…!」
処刑獣は彩芽を大の字で拘束し、服の中に這わせた触手で彩芽の体を弄りだした。不気味なほど滑らかで優しい愛撫をしつつ、弱点と思われる場所には生暖かい感触を与えていく。
「いゃ…あんっ!ひゃあぁっ!んやぁっ!?」
「脇、尻、胸…イマイチだな。もっといい声を出す場所があるはずだ…」
(このままじゃ…こいつに犯される…!サラさん…助けて…!)

182: 名無しさん :2016/12/11(日) 21:50:59 ID:???
「や、止めろぉ…ボクみたいな、…その、貧相なガキを…ヤる、なんて…!」
「…ああ、ガキは嫌いだとも…だから、ブッ壊れるまで犯し抜いてやる。
お前より年下な奴も、これまで何百人とそうしてきたぜぇ…クククッ…!」

恐怖に青ざめる彩芽。だが太い触手に大の字に固定された状態ではどうすることも出来ない。
ブラシ状の触手が入り込まれると、彩芽はいとも容易く艶の混じった声を上げてしまう。

「乳首もクリトリスもビンビン、股間もグチョグチョにしてるじゃねえか…ガキのくせにとんだ淫乱だなァ!」
「ひっ……ん、あっ…だ、めっ…そこ、は…!!」
(マズイ…さっき襲われて、体中が敏感に…今は、どこを責められても、マズイ…!)
サキュバスに馬乗りにされた時の事を思い出し、お腹の辺りが疼きだした。
あの悪夢のマウントポジション…どんなに逃がれようともがいても、
サキュバスの唇と股間がしつこく追って来て、お腹に乗られてるうちに、どんどんヘンな気分に…
(まさか…ボクは本当に、ヘンタイで淫乱の…)

「クッククク……なるほど。中でも特に弱いのは…ヘソかっ…!」
「…んにゃああぁっ!?」
こんがらがった思考も、絶望も、恐怖も…ブラシ触手が臍を擦り上げられた瞬間、まとめて吹っ飛ばされた。

<おいおい…今の声、スゲエな…まるでネコだぜ!>
<首輪もしてるし、よく見たらヘッドホンも猫耳っぽいし…!>
<『ノラネコJK古垣彩芽の放課後ネコじゃらしヘソ調教』…ちょっとTURUYAいってくる!>

「お前も、ヘソだけで行けるくらい徹底的に調教してやるぜぇ。その後は…ククククッ…」
「やっ…やらぁ…たすけて…サラ、さぁん…っ…!!」

183: 名無しさん :2016/12/13(火) 00:32:22 ID:???
<おいおい、あっちは…サラは、何やってるんだ?>
<自分のアソコに剣の柄を押し付けて…もしかして…>

「えっ…サラ、さん…?」「一体…ナニを…してるんだ…!?」

「サラ選手、これはどうしたんだー!仲間が触手で開発されているのを見ながら…
シルバープラズマソードでオナっているのかー!?」
「いやしかし、これは…無理もないかもしれませんね。
 発情状態、絶頂寸前99%で放置されていた所に、二人のエロ触手プレイを見せつけられたわけですから…」

(ま、前から思ってたけど…このスーツ、エネルギー充電コネクタの位置が明らかにおかしいのよね…!)
サラのスーツには、プラズマソードに電力を補充する緊急用充電コネクタが備え付けられているが…
その位置はお臍のやや下、クリトリスの真上。ソードを斜め上から押し当てるようにして使用する。

(しかも、さっきアーマーを壊されたせいで、コネクタが変形して…強く押し当てないと、充電できない…!)
ずるっ!!どす!!
「んっ……くぅ…っ!?…う、ああぁああああぁっ!!」

焦るあまりに手を滑らせ、柄がサラの股間を直撃。
憎むべき敵の前で醜態は晒すまいと、これまで耐えてきたサラだったが…
皮肉にも、自らの手で最後の一押しをしてしまった。

<きたー!パツキンねーちゃん公開オナニーショーだーー!!>
<自分の武器でオナるとか、どんだけ淫乱なんだー!?>

割れんばかりの歓声に包まれる地上観客席。
…だがサラ自身は、自慰…ではないのだが、そうと誤解されるような行為…を、
リアルタイムで大勢の観客の目に晒されている事は知る由もない。

[サラ ]:EN 1/1000 BS 発情 > ORG 28 % 絶頂回数…01

「ケケケ…待ちきれなくなっちまったかぁ?コイツらの調教が終わったら、
 俺様の極太イボ触手をいくらでもぶち込んでやるぜぇ…」
「す、好き勝手言ってくれてぇっ…でも今は、何と言われても…耐えるしか…!」

184: 名無しさん :2016/12/16(金) 00:13:10 ID:A0pOx0Dk
「…よし!充電完了!あとはこのプラズマソードをあいつの体内のコアに刺すだけね…!」

エクスタシーを迎えるハプニングを乗り越えサラはプラズマソードを最大まで充電させた。
だがいくら彩芽の開発中とはいえ、処刑獣に無策で近づくわけにもいかない。
そう、サラの今の体力では剣を刺すまでに返り討ちにあう可能性が限りなく高いのであった。

「おらおらっ、気持ちいいかクソガキ!泣き喚け!絶望しろ!体中犯されながらなぁ!ヒャハハハハハハハハッッ!!」
グチュッネチャッパチンパチン!
「うあっ!ぁやぁん!うぎい゛っ!?あ゛があッ!」
処刑獣はヘソを弄り彩芽の感度を高めつつ、しなる鞭で彩芽の体中に痣を作っていく。
まさに究極の飴と鞭…快感と痛みが交互に押し寄せ、彩芽の感覚は混乱の渦に飲み込まれていた。
(か、体中痛いッ…!のに、あいつの触手が体に触れると変な声が出るっ…!)

「気づいてるか?俺様の体液から媚薬の匂いがしてるのを…!ガキのくせにメスの顔になりやがって、生意気なんだよオラァッ!」
処刑獣は太い触手を大きく振りかぶり、彩芽の頬に渾身の一撃を叩き込んだ!
バッチイイイイィィィィィン!
「ひや゛ああああああああああ゛あ゛あ゛!あああ゛ッ!痛いいだいいだすぎるよおおおおッ!!!もうやめてええええええええええッ!!」
「なに言ってやがる。ショーは始まったばかりだぜ?お前が壊れるまでおわるわけねえだろうがァっ!ヒャーーーハハハハハハ!」
「あああ゛…ヒドすぎる…!ボクは静かに暮らしたいだけなのに…!人助けなんかするんじゃなかったああああ!!!うわあああああん!!!」
彩芽はこれから始まる終わらない痛苦を予見し、ついに泣き出してしまった…ように見えた。

「アヤメ…?何か目配せしている…?まさか、今がチャンスってことかしら…!?」



「さあー飛び入りのボクっ娘少女!ここにきてついにわんわん泣き出してしまいましたー!」

「あらあらみっともないわね。泣いている顔もいいけど…うるさいと食事が不味くなるから私は嫌いだわ。」

「サキノさんの食事風景が気になるところですが…現場の教授ー?そっちはどんな感じですかー?………あれ?故障かなぁ…?」

<さっきの悲鳴最高だな…!あの声だけで当分はネタに困らねえわ…!>
<声もいいけど、あの涙ボロボロ流してる顔もまじサイコー…おれもあんな風に美少女を嬲りてえよぉ…>
<やっぱり女はこういう表情が1番だよな…!たまんねえ…>



泣きわめく彩芽を見た桜子は全てを諦めた表情で脱力した。
だが、プラズマソードを最大充電したサラにとってこれ以上の好機はなかった。
(なるほど…あいつはアヤメに気を取られてる…!!この隙に一気に接近するしかない!)

「うわああああああああああんんん!!
びええええええええええええええええん!!!」
「うるせえぞ!静かにしやがれクソガキがッ!」
(サラさん早く…!ボクが気を引いてるうちに…早くコイツをなんとか…!)
彩芽の視界には、処刑獣の後方から慎重に近づくサラの姿が写っていた。

「チッ…泣き虫なガキを黙らせるにはこれしかねえな…!」
処刑獣は体内からびっしりと棘のついた触手を取り出し、彩芽の顔に突き出して脅すような声を出した。
「今から一言でも大きな声を出してみろ。これをてめえのマ◯コにぶちこんで二度と子供を産めない体にしてやるからな…!」
「う…あ…!」
ヤマアラシのような硬い棘に覆われた触手は見るからに「凶器」であり、体に叩きつけられたらどうなるか、容易に想像できる代物である。
(あぁマズイ…さすがにこれは…血がたくさん出てヘタすれば死ぬ…!サラさんは…まだ遠い…!そんな…!)
「大人しくなったじゃねえか。んじゃ開発を続行するか…!ゲヘヘヘ!」
万策尽きた…と彩芽が全てを諦めかけた、次の瞬間!

ブシャァアアアアァァアァァ!
「ンギョアアアアアアアアアアア!!!」
処刑獣の体のド真ん中に、光り輝くシルバー・プラズマソードが深々と突き刺さっていた!

「今度こそ終わりよ!ネペンテス!」
(あ、あの距離からあの重そうな剣を投げたのか…!やっぱりサラさんすごいや!)

「ンガアアアアアア!!!なぜだ!?なぜ再生しねえッ!?どうなってやがるううううぅぅぅ!?」
ネペンテスのコアは剣に刺されて完全に機能を停止し、再生能力は失われていた。
シルバープラズマソードの電磁波により、ネペンテスの体はみるみる焼け落ちていく…!

185: 名無しさん :2016/12/17(土) 01:54:42 ID:???
「グアァァアア!!!身体が、焼け…クソ、がァアア…こうなりゃ…テメエだけでもッ…!!」
サラを体内に取り込もうと、焼け焦げた触手を伸ばす処刑獣。
「こんなのありえねえ…俺は無敵の処刑獣だ…サラのクソ女を、俺の体内で串刺しにして…」
…だがサラは、触手をかわして大きく跳躍。処刑獣に突き刺さった、シルバープラズマソードの柄を掴むと…

「妄想の続きは、地獄で見なさい……『ライトニングパニッシャー』!!」
「…グワアアァァァッッ…!!」

…落下の勢いを載せて、真下へ一気に斬り下ろす!
白銀の騎士・クレラッパーの必殺技が炸裂。処刑獣は爆炎に包まれ、跡形もなく四散した!

そして三人は、サラのバイクで闘技場を脱出し……


「桜子お姉ちゃん!無事だったんだね…!」
「スバルっ…心配かけてすまない…!」

…桜子は、灰色の髪の少女スバルと再会することができた。
だが奴隷だったスバルの立場は変わらず、桜子もまた闘技場から脱走した身。
二人はこれから終わりのない逃亡生活を強いられることになるだろう…

「私達も同じような立場だけど…とにかく、二人が再会できてよかったわ。これもアヤメのお陰ね」
「いや、ボクなんか…結局、大して役に立てなかったし…」
処刑獣と対峙した時の恐怖を思い出すと、今でも足がすくむ…
自分はサラのようにはなれそうにないと、彩芽は改めて痛感していた。

「でも、アヤメのおかげで、私達はあの地下闘技場から脱出できた…それは紛れもない事実よ。
 貴女にはきっと、素質があると思う…私のパートナーになってくれないかしら?」
「え…!?…いやいやいやいや、無理だって!! あんな化け物と戦うなんて、ボクには…!!」
一瞬、時空刑事のスーツを着て戦う自分を想像して……全力で打ち消した。…あんなの無理だ!色々な意味で!

「サラ、彩芽。取り込み中の所すまないが…警備兵が追って来てる」
だが桜子が割って入り、交渉は中断する。…まずは落ち着ける場所を探さなければならない。
4人は追手から逃れるべく、夕闇迫る街を駆け出した。

「あの、サラさん……」
「私は本気よ。強制はしないけど…いい返事、期待してるわ」
ならず者に襲われていたスバルを助け、桜子の救出を決意したという彩芽の行動に、サラは希望を見出していた。
身体の傷や疼きを癒したら、正義の心を持った仲間を集め……そして、支配者である『王』を倒す。
この邪悪なゲームを終わらせ、元の世界へ帰還するために…!

  • 最終更新:2018-01-21 22:57:54

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